【本】




本を手放すには



 電子書籍も増えましたので、紙の本は20年後くらいにはとても貴重で高価なものになる

かもしれません。これから木が減れば、パルプも減り、紙も高くなるでしょう。
 
その頃には紙の本が山ほどあるというのは夢のような時代に思えるかもしれません。

 しかし現実の生活では、本が多くて困っている方が多いようです。

(多くの場合、本人が困るというより、家族が困っている。もしくは本の重みで床が抜け

そうだと家が悲鳴を上げている場合が多いようです)


 本を処分しようと思って気が付くのが、同じ本を2冊買っているということ。

信じられない人も多いでしょう。

しかし、本好きにはよくあることのようで、60代のある女性は、2冊ならまだまし、

うちは同じのが3冊あったという話を聞きました。

 このようなことが起こるのは、まず個人の好みは変わらないということ。

たくさん本があっても、興味のない本は手に取らない。

次々と読むので、読んだことを忘れている。もしくは買ったことを忘れている。

本が多すぎて、どこ埋まっているか、隠れているか、把握していない。

 思い当たる方は、整理が必要です。


整理を始めると、このように全く同じ本が出てきます。
老前整理 くらしかる 本の処分


このようなことになるのは、管理ができていない。つまり蔵書目録がない、もしくは役目

をなしていないのです。

しかし目録を作るとなると時間がかかります。本好きはそんなことをするのに時間を使う

より1冊でも多くの本を読みたいと思われるのかもしれません。


本の整理について、小さな本棚1つ分を半分にする方法を実験してみました。



1.まず同じ本をチェックします。

文庫で2冊ありました。



2、この中で一番手放しても良いと思う本。シリーズものなら、これから買い足す予

定のない本を抜き出します。




3、もう読み返すことはないだろうと思う本を抜き出します。(文庫)

 (自分に問いかける)




4、もう読み返すことはないだろうと思う本をさらに抜き出します。(単行本)




5、これを繰り返して、抜き出していきます。




 これらは前提として、趣味の本で、仕事などの資料として必要なものではありません。

本当に読み返したいと思うかどうかでチェックしていきます。

1冊ずつこれは・・・と仕分けをしようとするとなかなか決められません。

(理解できない女性、もしくは本に興味のない人は、本を洋服に置き換えて考えてみてく

ださい)


 面倒だ、全部いらないと思える人はこのような段階的な進め方は必要ないです。

愛着がありなかなか本を手放せない人向きです。

シリーズや作者やテーマなど、ある程度まとめて考えていく方が、進めやすいと思いま

す。

本が好きな人の、手放したくない気持ちはよくわかります。

しかし、自分が読まない本を、読んでくれる人に回す、と考えれば、手放す気持ちが楽に

なりませんか。

 またその本がどうしても読みたくなったら、買うか、図書館で借りるかすればよい

と考えれば手放せませんか。

 付け加えると、芸能界の50代でバリバリ仕事をしているある男性は、自分の人生であと

何冊読めるかと考えると、読み返したい本は数冊で、あとは新しい本を読みたいとおっし

ゃってました。

なるほど、そういう考え方もあるのだなと思いました。

本は心の栄養になると思いますが、新陳代謝も必要です。



20年余り放置されたままの書棚



以下のブログにも本のことを書いています。

2019年3月11日 ブログ 「同じ本を2冊買うのはなぜか




    


    


   

                                                                                                                                                   


                 

             
                                                                                         







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