【5、人形が捨てられない】






古い人形をどうするか








 セミナーで時々質問があるのが古い人形の処分の仕方です。


 ここで「なぜ?」と思われた人には無縁の話です。


「そうそう」とうなずいた人にとっては悩みの種かもしれません。


 つまり人形を単なるゴミとして捨てられない人です。これはゴミの分別の問題でなく考え


方の違いで、どちらが良い・悪いということではありません。


 たとえば子どものころに母親から人形を粗末に扱ってはいけない、「いのち」があるのよ


と教えられた人。子どもが小学生のころ友だちのように大切にしていて真っ黒になった犬の


ぬいぐるみをゴミとして捨てられないという人もあり「どうすればよいですか」となりま


す。


 セミナーでのお訊ねには、会場にお越しの方にお聞きします。すると必ず、○○町のなん


とか寺に持って行けばよいというアドバイスが返ってきます。有難いですね。


 つまり地元の方はよくご存じなので教えていただきます。


 この場合人形供養ということで供養料を添えることになります。お願いするときにはこの


こともお訊ねになったうえで得心すれば、依頼してください。






 ある女性は近くのお寺に聞くと思ったより高額だったので、そこまで払う必要はないと考


え「長い間ありがとう」と袋に入れて、ごみとして処分したそうです。


 結論としては自分が納得して手放すことです。


「納得」にこだわるのは、不本意ながらごみとして捨てたとしましょう。すると、あのとき


あんな捨て方をしなければよかったと後悔したり、場合によっては、交通事故や病気になっ


たのは人形を捨てた罰かたたりではないかと思い煩う人が出てきます。


 こうなっても捨てた人形をどうすることもできません。つまり後々引きずらないために、


「納得」して手放すことを勧めます。


 処分の前に、子どもたちが大きくなってから飾っていないとか、うちにも眠っているひな


人形があるというお宅は久しぶりに飾ってみてはどうでしょう。


友だちを呼んで「おとなのひな祭り」はいかがですか。




『転ばぬ先の老前整理』より  



        









上記、人形の処分の仕方の補足です。↓


2019年3月5日ブログ「続 古い人形をどうするか」 掲載



 



     























           

                             

                                                                                                             


                                        





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