災害への備え


 東日本大震災をはじめとして、各地でこれまで数々の地震がありました。

 大きな揺れの中で家具が倒れたり、ものが飛んだりして、怖い思いをした方は多いと思います。しかし調べてみると、現在でもタンスの上にガラスの人形ケースや箱が置いているという家が多いようです。心当たりはありませんか。

 多くの人は地震が危険であることをわかっていながらも、そのうち片づければいいと思っておられるようです。自分のところだけは大丈夫だろうという思い込みですね。

 しかし、地震や災害はいつ起こるかわかりません。これから三分後に地震が起こる可能性だってあります。

 目をつぶって、想像してみましょう。突然の大きな揺れに、あなたは何をすればいいのかわからず、座り込みました。そして10分・・・・・・・・・・・・このときに「片づけておけばよかった」では遅いでしょう。

 いつか片づけようと思っていたのならば先延ばしにせず、まず腰をあげて、タンスの上のものを下ろしていただければと思います。

 これが自分や家族のためであり、もしかしたら生死を分けることになるかもしれません。

 また津波の警報が出たらどうするか、近くで火事が起こっていれば何を持って逃げるかなど、最悪の事態を予測してみてください。

 ご家族とも話し合ってください。縁起でもないことをと思われる方こそ考えてみてください。

 なにもなければ幸いですし、最悪のシナリオを描いてみることで気がつくことがあるはずです。今できることを考える指針になるでしょう。

 今までは、地震のときには三日分の食料を用意しておけば、その間に救出されるからと言われていました。しかし南海トラフ地震の想定では最悪の場合を想定し、一週間分の水や食料の備蓄をしておくようにといわれています。

 一週間分の水や食料を置くにはかなりのスペースが必要です。押入れの奥にしまい込むとすぐに使えませんし、かといって床に出しっぱなしにするわけにもいきません。それならどこへ置くか。具体的に考えてみましょう。

縁起でもないなどと思わず、頭のなかでいろいろと想像してみることが安全な暮らしにつながるのです。 

『心と暮らしを軽くする『老前整理』入門』より

                                        


 災害時の持ち出し品リストの例 

一時持ち出し品 さしあたっての必需品((素早く持ち出せるように)
貴重品
保険証 □印鑑 □預金通帳 □現金(10円玉も必要)
医薬品
持病の薬 □お薬手帳 □常備薬 □傷薬 □絆創膏 □マスク
衣料
□下着 □上着 □靴 □靴下 □軍手 □タオル
照明器具
□懐中電灯、電池(予備も用意)
ラジオ
□携帯ラジオ □電池(予備も用意) □スマホ・携帯(充電器)
非常食品
□乾パン □ミネラルウォーター □チョコレート
その他
メガネ □入れ歯 □ □補聴器 □ティッシュ □使い捨てカイロ
□ウェットティッシュ □ポリ袋 □サランラップ □ガムテープ



問題別

・なぜ片づけられなかったか⇒理由

・50歳からの暮らしを創造する ⇒老前整理のナッジA(自分史年表)

・家族のコミュニケーション⇒老前整理だからできる

・このままではものは増えるばかり⇒なぜ老前なのか

・未経験の老いることへの対策⇒老いを受け入れる

・「いつかやろう」を解決する⇒老前整理のナッジ@(カレンダー)

・安全について⇒暮らしと安全

災害について災害への備え

・ひとり暮らしになったら⇒老前整理をするために

・子どもたちに託すこと⇒仏壇や墓のこと

・子どものいないご夫婦⇒2人で今後の計画を立てる

・高齢の親の家の片付け⇒ゴミ屋敷にならないか心配!

・親の介護中⇒介護をしている人ほど、自分を大切にしよう!

・家族の遺品整理は一筋縄ではいかない⇒「もの」の整理「心」の整理

・空家で困っている⇒実例紹介

・体調がわるいとき⇒焦らない

・男性の老前整理⇒はじめの一歩